受注の書は6章あります。目次だけ見ても、自分に必要かどうかは分からないと思います。
そこで、それぞれの章が、このジャーナルのどの記事に対応しているかを並べました。

記事はすべて無料で読めます。記事を読んで「これは自分の話だ」と思った章があるなら、その章は買う価値があります。思わなかったなら、その章は要りません。
この記事は、記事をいくつか読んで買うか迷っている人へ向けたものです。まだ1本も読んでいない人は、先に記事のほうを読んでください。
対応表
| 章 | 何が分かるか(教材から) | 対応する記事 |
|---|---|---|
| 序章 | 地方でフリーランスが詰む理由が構造として分かる | — |
| 1章 商品設計 ― あなたは何を売れるのか | 自分が売れるものが言語化できる/「やりたいこと」と「求められること」の違い | 単価は1円も上げていません |
| 2章 ローカル市場の読み方 | 自分のスキルが地元で通用するか判断できる/競合と戦わずに勝つ位置 | 最初の法人案件 |
| 3章 仕事の基本インフラ | 見積書・請求書・領収書が自分で作れる/開業・確定申告・インボイス | 「初稿まで」で揉めた/未入金は4回 |
| 4章 紹介される信頼の作り方 | 実績ゼロから紹介される信頼をつくる/現場で「また一緒に仕事をしたい」と思われる行動 | 取引先の9割は紹介です |
| 5章 相談を診断し、提案する | 相手の課題を引き出す質問/受ける・条件を変える・受けないの判断 | 単発から月額へ |
| 6章 見積・条件交渉・受注後の進行 | 自分の適正価格の決め方/安売りしなくていい理由/役割・範囲・納期の交渉/受注後に案件を止めず、次の相談へつなげる | 1本5万円で受けた/日当を断れるようになるまで/1日にいくら稼ぐ必要があるか |
| 終章 | 今すぐ動き出すための最低限の装備 | — |
記事と教材で、何が違うか
同じ出来事を扱っていても、書いてあることが違います。
記事とは、私に何が起きたかの記録です。教材とは、それを次の人がなぞれる手順に直したものです。

記事は、何が起きたかの記録です。1本5万円で受けたこと、日あたり11,500円だったこと、「初稿まで」で揉めたこと。起きたことと、そのとき何を考えたかまで。
教材は、それをどうやるかの手順です。見積書に何をどう書くか、どこまでを無料で直すか、追加が出たときにどう切り出すか。記事には書いていません。
同じ記事が、別の本の章にも出てきます。1つの出来事が複数の章にまたがるからです。たとえば「1本5万円で受けた」話は、受注の書の見積の章にも、経営の書の原価の章にも関わります。同じ記事が並んでいたら、そこは扱いが重なっている場所です。
中身を4か所だけ
目次だけでは分からないと思うので、本文からそのまま引きます。
3章 仕事の基本インフラ
担当者個人がOKを出しても、その上の経営者や決裁者が判断権を持っていることがほとんどです。稟議を通すため・他社と比べるため(相見積もり)に、かなりの頻度で求められます。
4章 紹介される信頼
前職が有名な会社だった・有名な先生に師事していた、という武器がないなら、最初は基本的に無視されます。これは現実として受け入れた方がいい。
5章 相談を診断し、提案する
「なんか売上が上がらない」「なんか集客できない」——ふわっとした不満はあるけど、何が問題かを言語化できていないことがほとんどです。
6章 見積・条件交渉・受注後の進行
まず「自分の1日の目標単価」を決める。例えば1日3万円と決めたら、3日の仕事は9万円、交通費込みで10万円——このように積み上げていきます。
記事は1つの出来事、教材はその周り全部
記事は、1本につき1つの出来事しか書いていません。私に実際に起きた1件です。
教材は、その1件の周りを埋めています。同じ場面で他にどんなパターンがあるか、そのとき何を確かめるか、どう切り出すか。1件では足りないところを、手順として書いてあります。

たとえば「初稿まで」で揉めた記事に、こう書きました。
具体的な条件までは書きません。案件によって変わりますし、私の条件が誰かの正解になるとも思っていないからです。
その「具体的な条件」が3章です。見積書の項目名、無料で直す範囲、追加が出たときの切り出し方。記事には一度も書いていません。書くと教材の中核がなくなるからです。
うまくいかない条件も書いておきます
この本は、まだ1件も取れていない人向けです。すでに紹介で回っているなら、読むところが少ないと思います。
私が書けるのは、福島で最初の1件を取ったときのやり方だけです。都市部で同じ順番が効くかは分かりません。
どの本も、作れること自体は前提です。教材の序章に「スキルはあるのに」と書いてあります。撮り方や作り方は扱っていません。
誰に向けて書いたか
教材の序章に、こう書いてあります。
地域で、企業・団体・制作会社などの困りごとを解く仕事をつくりたい人
スキルはあるのに、最初の案件・紹介・継続につながらない人
腕はあるのに仕事にならない、という状態を解くために書きました。撮り方や編集やデザインの作り方は扱っていません。
他の3冊と、値段の話
この本が自分に合っているか迷ったら、4冊のどれを買うかの記事を先に見てください。1問で1冊に絞れます。
他の3冊も同じ形で書いてあります。月額の書/経営の書/企画の書。
値段の決め方は別の記事にあります。1冊だけ値下げした経緯を書きました。
なぜ作ったか
最初の1件が取れなくて、何をどう売ればいいのか分からなかった時期があります。あのとき順番を教えてくれる人がいたら、と思って書きました。
だから、記事で足りるならそれでいいです。この対応表を見て、必要な章が1つも無ければ、買わないでください。
今日できること
1つだけ。
上の表から、いま自分が詰まっている章を1つ選んでください。
そして、その行にある記事を先に読んでください。無料です。
読んで「この続きが知りたい」と思ったら、そこがあなたにとっての受注の書です。思わなければ、まだ要りません。
ここだけの話
この対応表を作るとき、自分でも「あれ、この章の元になった話ってどれだっけ」と探しました。記事のほうが後から書かれているので、順番としては逆なんですけど、同じ出来事を2回書いていることになります。1回目は起きたことの記録として、2回目は手順として。書き方が全然違うので、両方読むと「ああ、あのときのあれか」となるかもしれません。ならないかもしれません。
LOCALANCE BOOKS
受注の書(入門)4,980円/月額の書(中級)12,800円/経営の書(上級)19,800円/企画の書(秘伝)29,800円。すべて買い切りです。
目次と付属資料は、購入前に確認できます。読んでから決めてください。
